「お正月の歌舞伎」として定着しているのが、
1月に浅草公会堂で開催される新春浅草歌舞伎。
浅草は江戸時代、その一角に芝居小屋が集められた歴史があり
(猿若町の江戸三座=市村座・中村座・守田座)、
歌舞伎と縁の深い土地柄なのです。
新春浅草歌舞伎のもっとも大きな特徴は、
主役を含め出演する俳優を若手でかためているところ。
歌舞伎は長い修練を積んで一人前となる芸能なので、
「大歌舞伎」と銘打った歌舞伎座公演では主役を務める機会が
若手にはほとんどまわってきません。
彼らがふだん「やってみたい」と思う有名作品の大役に挑む場の一つとして、
新春浅草歌舞伎は定着してきました。
サッカーでいうと、
ワールドカップ代表が幹部、オリンピック代表が花形、といったところでしょうか。
次のオリンピックを見据えて
U-19クラスに光る選手を見つけるのと同じワクワク感が、
若手中心の新春浅草歌舞伎にはあります。

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